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ふくしま&とちぎに関するニュース

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第1回 栃木の歴史めぐり 足尾銅山 篇

こんにちは!ゆかです。

今年はなかなかの猛暑ですね!

 

さて。栃木には。

歴史的な建造物や文化がたくさんあることはご存知でしょうか?

 

そうなんです。他県で生まれ育った私は知らなかったんですが、

最近栃木のことを知ろうとしたところ、ココも栃木なんだ!と知ることが多かったのです!

 

そこで、栃木の歴史めぐりをしたいと思います!!

 

今回は第1回栃木の歴史めぐり。場所は足尾銅山です!

 

足尾銅山とは?

銅と言えば、高価な資源。2016年で、525円/Kgだそうですね。

昔は電線が銅だったりして、電線泥棒なんていうのも存在したそうですね。

 

その銅が沢山とれる場所があれば、ここ足尾銅山

 

開山は江戸時代。1610年に農民が鉱床を見つけ、以降幕府直轄の鉱山となります。

寛永通宝はこの足尾銅山から採掘された銅を使用されるなど、

足尾の町は非常に豊かだったそうです。

しかし、鉱床も尽き、明治に入る頃には、ほぼ閉山状態となりました。

 

古河財閥の創業者・古河市兵衛による足尾銅山の再興

ここで経営再建に名乗りを上げたのが、古河財閥創業者の古河市兵衛

古河財閥といえば、いまの古河電気工業やみずほFGを輩出した名門財閥。

そんな人が、大鉈をふるったわけですね!

 

そして、指揮をとってわずか4年後に有望鉱脈を発見。

その後次々と鉱脈を発見が続きました。

結果、1900年代初頭には日本の銅産出量の40%もの生産を誇る、

東アジア1の大銅山となりました。

 

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◆相次ぐ鉱毒事件

いっきに急成長した足尾銅山ではありますが、鉱毒による暗い影を落とします。

銅の製錬に必要な燃料供給のため、足尾山地の木々は伐採され、大気汚染が問題化。

同時に、製錬時に亜硫酸ガスを垂れ流し、深刻な大気汚染と酸性雨により、

森は枯れ、山肌はむき出しになります。

 

水はけの悪くなった足尾山地はあちらこちらで崩落し、土石流が頻発する状態に。

また、鉱毒となる銅イオンや鉛を大量に含む排水によって、最悪の環境となります。

 

渡良瀬川の流域では、カドミウムが検出され、イタイイタイ病の死者も多数発生し、

下流の農業用水にも多量の汚染物質が運ばれてしまいました。

 

近辺の松木村や久蔵村、仁田元村は煙害によって、1900年ごろに消滅しました。

 

恐ろしいことに、煙害による影響は今もなお続いており、

足尾山地では山の崩落がつづいています。

また、2011年の東日本大震災の影響で、堆積場が決壊してしまい、

汚染物質が流入した下流域の農業用水で基準値以上の鉛が検出されるなど、

21世紀の今でも鉱害の影響が収束されていません。

 

◆さて、実際に行ってみました!

宇都宮の中心部から、およそ1時間半くらいでしょうか。

日光宇都宮道路の終点、清滝ICで降り、国道122号線方面へ。

 

足尾銅山に到着。

いまは足尾銅山観光という施設にて、坑内見学をすることが出来ます。

どちらかというと資料館とか博物館といった趣旨ではあるようですね。

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坑内にはトロッコで入っていきます!ちょっとワクワク

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 坑内をトロッコでグングン進んで行きます。

ちょっとひんやりするので、夏場でもカーディガン推奨です!

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坑道内の駅に到着。ここからは歩いて移動していきます!

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この向こう側には、1200Kmも続くそうだ。

東京~博多間とおなじとのこと!すげー。ただ格子戸がこわいっすw

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坑道には、いくつかの展示物も。

下の写真は、伝統的な銅の湧出。

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昔の坑道の様子。人形がちょっとこわいですw

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坑道内は少し寒いけど、、ちょっときれいだったりします!!

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非日常的な世界が見れます。

この中に何万人というひとが従事していたと考えると、非常にロマンを感じました!

 

◆わたらせ峡谷鉄道

さて、坑道から出てお土産店で銅ぞなるものを購入した後。

さてどこいこうかな・・と。地図をみると・・

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なんか電車はしっとる!その名は『わたらせ渓谷鉄道』!

とりあえず、通洞駅へ向かってみると、なんともこのレトロ感!

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と、運よくちょうど電車が来た!!

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昭和ロマンにあふれた重厚な電車です!歴史を感じますねー。

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この鉄道が、この足尾の人々の交通を担ってきたわけですね。

街自体はかなり衰退しちゃっていますが、かつての輝きを感じ取れました。

 

◆もう一つ気になるところ、松木峡谷へ

先ほどの観光地図の中に、松木峡谷とあります。

タレコミとしては”日本のグランドキャニオン”。

このときは気づかなかったのですが、あの鉱毒事件の舞台だったのです!

わたらせ峡谷鉄道の間藤駅を越え、峡谷沿いを進んでいきます。

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足尾の本山精錬所の煙突があります。

実は、旧足尾線(現わたらせ渓谷鉄道)の終着駅はココまで延びていたそうです。

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そして銅親水公園へ。

銅(あかがね)親水公園と読みます。

実は、この先、古河鉱業の私道になるため車では進めませんでした。

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松木渓谷側をのぞむ。

これは足尾ダムという砂防ダムです。

この向こうにある旧松木村の山は、煙害によって丸裸となり、

いまだに土砂崩れが相次いでいるそう。そのための砂防ダムということですね。

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向こう側に、なにやら橋梁が。

この橋梁、地図にありません。

どうやら足尾本山駅の向こう側にも、鉱山鉄道が伸びていたようですね。

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公園の橋から、間藤方面をパシャリ。この一帯は熊出没地帯なので注意とのこと。

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ちなみに、廃村となった松木村はこちら。

山肌が露出した松木渓谷に、3基の墓石がならんでいます。

 

また、松木村での公害の様子は、2013年の読売新聞にも記事があります。

日本では公害問題が1960年代にようやく光を浴びましたが、

この松木村は廃村を余儀なくされた、おそらく日本初の公害問題です。

www.yomiuri.co.jp

 

熊出没注意ですが、銅親水公園の駐車場に止まっている自動車の方々は

みんな松木渓谷まで自転車で向かっていたようですので、行ってみるといいかもしれません。